錦糸町

錦糸町 たいじゃれん(Thaijaren)

錦糸町 たいじゃれん(Thaijaren)

錦糸町 たいじゃれん(Thaijaren)
錦糸町にあるタイマッサージ店、たいじゃれんの訪問レポートである。

この日私は最初からこのお店に行くつもりで錦糸町に来ていた、ただお店に直行してそのまますぐに錦糸町を後にするのはなんだか味気ないような気がして散歩がてら錦糸町界隈を歩く事にした。

どうせならばたいじゃれんがある北口エリアでは無く、南口エリアを散策してみようと思ったのだ。北口エリアのお店はある程度知っているのだが、南口エリアはまだまだ知らないお店があるような気がしてならない。

街ブラ番組が人気になるのも頷ける、そんな風にこうして街を歩く度に思う。一見知り尽くしているような街でも普段通らないような道を通るだけで新たな発見があるのだから。

すると珍しいマッサージ店の看板を発見した、Ponya(ポンニャ)と言うフィリピンマッサージのお店である。フィリピンとは珍しい、以前タイマッサージ店でフィリピンの方に当たった事があるが、純粋にフィリピンマッサージと言うのは受けた事が無い。それを見た瞬間私はPonyaの入っている建物の階段を上がっていた。

階段を上がって正面にすぐ店舗の扉はあった、しかしチャイムすら無い。とりあえず扉をノックしてみるが反応が無い。ドアノブを捻って開けようとしてみるが鍵が掛かっている。仕方が無いのでとりあえずたいじゃれんに行き、色んな意味で余裕があればまたここに戻ってこようと決め私はたいじゃれんに向かって歩き出した。

 

 

店はあの錦糸町駅前にある公園の通りを挟んで向かい側の雑居ビル6Fにある。下に看板も出ているので迷う事は無いだろうが、看板に全くタイマッサージぽさが無く、どちらかと言うと居酒屋っぽいのに強烈な違和感を感じつつ入店した。

出迎えてくれたのはHPにあるママさんらしき熟した女性である、彼女が担当なのかと思うと期待と不安が入り混じった複雑な感情になる。とりあえず様子見も兼ねてオイル70分6Kのコースを選択、錦糸町相場よりも安めなのが有り難い。

ママさんが担当なのかと思いきや奥から人が出てきた、彼女がどうやら私の担当のようである。カーテン仕切りの部屋の他に個室もあるようで、どうやらオイルコースを選択した場合そちらの部屋が開いていれば優先的にそちらへと通される仕組みのようである。

こちらのお店にはHPが2つあるが、古くからある無料HPサービスを利用して作ったと思われるHPのトップページには「
上手い! 安い! 美人いない!」と言う正直な売り文句が掲載されている。しかし私の担当となったその女性は年齢こそ結構行っているようだが私にとってはお綺麗だと思えた。

勿論モデルクラスの方じゃなければ美人とは言えないなんて方もいるだろうし、私のストライクゾーンは恐らくかなり広い方だろうと思うのでこれについては参考にならないだろう。その後はお決まりの流れでシャワーへと案内され部屋へと戻る。

マットレスの上に寝転びうつぶせになる、スタンダードに足から始まるタイプであった。

この足のマッサージでどのようなファーストコンタクトを取ってくるかにより、私はいつもその後の展開を占っている。どこまで手が伸びてくるか、後はタオルのかけ方も重要である。

そういう意味では彼女の施術はその後に期待出来る、それどころかスッキリほぼ確定と言えるレベルの手さばきであった。フェイスタオルサイズを1枚施術している方と反対側に掛けるだけと言う大雑把具合、彼女からは私の粗末な物が丸見えだっただろう。

そして手さばきも相当な深部まで入り込んできた、むしろ指先は時折私の本丸にまで到達し、私は心でも歓喜し身体も当然その歓喜を反映するような形状になっていた。この時彼女が小さく溜息をついたのが聞こえたような気がした。

マッサージ自体の腕前も悪く無い、欲を言えばもう少し強い方が良いがそれは個人の好みの範疇だし注文をしない私が悪いだけなのだ。この時私はスッキリはあると確信し、後はどの位寛容なのか?そっち方面に期待と不安をしていた。

やけに念入りに足及びソケイ部をやった割に上半身はあっさりとした施術で仰向けに。仰向けでは大体の店で股間にタオルを掛けると思うのだが、彼女の掛け方は実に適当でありほぼフルオープンである。さていつお誘いが来るのかと私は心待ちにしていた。

いきなり打診されるのは少々雰囲気に掛ける、ソケイ部のマッサージで刺激されて反応した所でスマートに打診してくれるのが一番有り難い展開である。両足の付け根までも念入りに、そして仰向けでも指先はたまに本丸まで到達してきた。明らかにこれは反応させようと狙っているのだと私は感じていた。

しかし、下半身のマッサージを終えた彼女が、スッキリを打診する店だったら「ここしかない」と言うタイミングで打診が無く、頭の方に移動して頭のマッサージを始めた時に私の心に「あれ?」と言う不安が生まれた。

さらに頭のマッサージを終えた後に「起きて下さい」と言われ肩のマッサージを彼女が初めてしまいその不安はさらに大きくなった。先程まで圧勝していたはずなのに気づいたら逆転されていた、そんなスポーツ漫画でたまに見る展開のような気分に私はなっていた。こうなってしまうと逆にスッキリが無い可能性の方が状況的に高い。

程なくしてその悪い予感は現実となり、試合終了のホイッスルは鳴ってしまった。告げられた瞬間、私は反射的に「え!?」と小声ではあるが言ってしまった位であるからその驚きと落胆をお察し頂ければ幸いである。

30分前私は自分の勝利を確信していた。しかし気づいたら負けていたのである。

あれだけ濃厚なのにスッキリ無しとは私にとって一番キツい展開である。

逆にそういうのが好きな方には堪らない施術なのかもしれないが、私は未熟者の為その境地に到達出来ていない。

シャワーを浴びながらも、着替えながらも私の心は沈んでいた。目の前に用意されたご馳走を頂きますと言った瞬間取り上げられたような物である。男心を弄ぶのは程ほどにして頂きたいと重いながら私は足取り重く駅へと帰っていった。

悲しい結末となってしまったが、料金もリーズナブルでマッサージ自体も悪くなかった為に恐らくそのうち再訪はするだろう。

さて、悶々とした私は再び先程のPonyaを訪れてみたのだが、やはり中には誰も居なかった、店舗のドアを正面に見て右にもドアがあるのだが、そちらからは人の気配…いや、普通に声が漏れていた。男性と女性が話しているのでもしかしたらオーナーと従業員女性が何か話しこんでいてまだ店を開けていなかったのかもしれない。

しかし店舗の看板に書いてある開店時間からは数時間以上過ぎている、もしかしたらその声は全く別の事務所か何かで店とは関係なく、Ponyaはもう営業していないのかもしれない。真実は今の私に知る術は無いのだが。

 

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