西日暮里にあるタイ古式マッサージ店、サワディーの訪問レポートである。
人生とは良くも悪くも時に思いがけない事が起こる、今回私に起こったのは残念ながら悪い方であった。
1人暮らしの私は仕事の付き合いや、マッサージ店に寄って帰宅が遅くなる日を除けば基本的には帰宅して自炊をする。若い頃にはコンビニ等で済ます事が多かったのだが、今ではコンビニの弁当を口に入れるのに拒否反応が起こるようになってしまった。
別に健康面がどうのこうのと言う理由では無い、単純に食べたいと思わなくなってしまったからである。「今日は面倒だからコンビニ弁当で済まそうか」と思いコンビニに入るも、これにしようと思うどころか、これで済まそうと妥協出来るような物すら見つからずに店を出てスーパーに寄って結局食材を買って自炊するなんて事もたまにある位だ。
そんな訳でその日もいつものようにスーパーに寄り、少々色が悪くなっていたが半額のシールが貼られていたステーキ肉と野菜を購入して帰宅した。
いつもならばこんな買い物をした日は手早く夕食を済ませる為にステーキと、ソテーした野菜とご飯で済ませるのだが、その日の私は何かそれでは物足りないような気分だった。
そこでふと「そうだ、ビーフカツを作ろう」と思いつき早速行動に移したのだが、この選択が結果的には大間違いだった。
揚げ物なんて普段滅多にやらない私がおぼつかない手つきで、さらには油が勿体無いからと普通のフライパンで揚げ焼きにする方法で衣を付けたカツを揚げようとフライパンにドボンと置いてしまった為、結構な量の熱い油が私の手の甲~手首にかけて降り注いだのである。
お陰で私は、次の日からしばらく手に包帯を巻いて仕事に向かう事になった。皆様も火傷にはご注意頂きたい。
そんな状態ではマッサージになんて行ける訳も無く、8月中は折角のお盆休みも大人しくポケモンGO等をして過ごし、マッサージ店には行かずに過ごすハメになってしまった。
ちなみにみなとみらいで開催されていたポケモンGOイベントには参加し、無事バリヤードやアンノーン等をゲットする事が出来た。火傷さえしていなければ1年ぶりに関内の最好にでも訪問したかったので少し残念である。
前置きが少々長くなってしまったが、久しぶりの更新なのでお許し頂きたい。
そして先日無事に完治し久しぶりにマッサージに行く事が出来た。(と、言っても現在も手の甲には薄っすらと痕が残っているのだが)
復帰初戦は行きなれたお店に行こうかとも思ったのだが、久しぶりと言う事で逆に変な方向にモチベーションが上がってしまい、まだ行ったことの無い、そしてどうせならほぼ降りた事も無いような地域の店んい行きたくなってしまった。
そしてしばらく探した結果選んだのがこちらのお店である。
西日暮里に来るのは何年ぶりだろうか?かつてこちらの地域は8000円位で終着駅まで行けるようなお店が乱立していた、その時に一度だけ頻繁にレポートが上がっていたお店に訪問して以来かもしれない。
多分10年位前になるだろう、その頃とは街も大分様変わり・・・してるのだろうか?正直全く覚えていないのでむしろ初めて降りた駅のような気分で私は店へと向かった。
店は駅から少し歩いた場所にあった。店舗が入っているビル自体もとなりに負けず劣らず何かがありそうな雰囲気を醸し出していた。
これは期待出来そうだ
そんな風に思いつつ階段を上がり私は店舗に入った。
店に入ると出迎えてくれたのは普段着姿のこの手のお店にしては若い女性であった。普通の感覚を持っていればどちらかと言うと「アタリ」だと感じる位の容姿ではあるのだが、逆に彼女の格好等から私は健全な匂いを感じてしまい若干残念な気分になった。
とは言ってもそんな雰囲気のスタッフから大どんでん返しなんて事も今まであったので落胆せずに期待は捨てず気持ちを切り替える。
それにしても錦糸町等の価格になれてしまうとこのお店のような調度相場である筈の価格が少し高いと感じてしまう、慣れと言うのは恐ろしい物だ。
とりあえずオイル60分で様子見、部屋に通され用意をし、シャワーへと向かい身を清める。
紙Pは無しでうつ伏せ足からのスタートとスタンダードな展開、さてファーストタッチはどこまで来るかなと期待しながら彼女の指先の行方を足の感覚を研ぎ澄ませて待ち構える。
すると爪先がちょんと触れる位までは際どく手が伸びてきた。普段ならばそこまで興奮するような物では無いのだが、久しぶりのタイマッサージと言うのもありすぐに私のソレはフルに反応してしまった、こういう新鮮な興奮が味わえるのであればたまにはこうして禁マッサージ期間を設けてみるのも良いのかもしれない。
その後上半身オイルを経ての仰向け、こちらもやはり爪先が掠めるレベルの際どさは有り、私のソレは天井を向くような形態へと進化した、当然股間に乗せたタオルはそんな私の姿を正直に彼女へと告げている。
さて、そろそろ何かがあるならばチケットの提示を求められる筈だ・・・と、私は期待していたのだが一向にそんな誘いはこない。
まだかまだかとやきもきしているうちに私のソレは通常状態へと戻ってしまった。彼女の雰囲気からなんとなく察してはいたのだが案の定健全に終わってしまった。
もしも彼女がもう少しソレを匂わせるような格好をしていたならば私の方からチケットの提示を含めた打診をしていたかもしれない。
しかし彼女の服装や雰囲気から恐らく店として健全なのだろうと判断し私から打診をする事はしなかった。
その後治まりがつかなかった私は、今度こそ安牌をといつもの神田チャンタイに訪問したのだが、この日そちらは大ハズレ、マッサージも下手で寛容さも下は絶対NOと言うチャンタイにしては物足りない結果に終わってしまった。
終わってみれば私にとっては特に収穫も無く終わってしまったのだが、平穏と言うのは良い物なのだと無理矢理自分を納得させてこの日は帰路についた。
これからしばらくは、今回の教訓を活かし、揚げ物が食べたくなったら迷わず買って帰るか外で済ますようにしよう。