蒲田にある洗体リラクゼーションエステ、恋するバリアンの訪問レポートである。
つい先日数回訪れた他店での話、そのお店は上が開いてる良くある壁仕切りのお店だった為に隣客の声が聞こうと思わなくても耳に入ってきた。隣の方はどうやら嬢の馴染み客のようで親しげに会話をしている、こちらのお店は嬢の私物が部屋に普通に置いてあるタイプのお店だった、彼はどうやら嬢の私物であるダウンジャケットに目が止まったようで「それ買ったの?高かったでしょ」と聞いていた。
どうやら部屋に掛けてあったジャケットはオシャレなんて物には疎い私ですら知っているような、某有名ブランドのダウンジャケットだったようだ。それに対して彼女の返答は「この間誕生日だったからお客さんに買ってもらった」と答えていた。
世の中にはお金持ちは居るもので、そのブランドのダウンジャケットであれば安いお店で買ったとしても10万はするだろう。それを普通にプレゼントとは私のような庶民とは財力からして別次元だ、不景気と言ってもお金はある所にはあるのだなあと羨ましく思いながら施術を受けた。
ただしそんな返答を馴染みの嬢から聞いてしまった彼の方が胸中は複雑だった気がする。
さて、そんな小噺は置いておいてレポートに戻ろう、こちらの店は東口から徒歩3分弱、蒲田でも屈指のお行儀の宜しくない通りにあるので、時間によっては呼び込みの声を交わしつつ店に入らないといけない為少々入りづらい。
入ると女性に出迎えられメニューを見せられる、部屋は一般的な雑居ビルのエステ店と言った感じだ。出迎えてくれた彼女が少し私の顔をジロジロと見ていたのだがもしかしたらどこか別の店で会っていたりするのだろうか?それとも単に「薄汚く余り金を持って居なさそうだ」と言った感じで思わず見てしまったのだろうか?どちらにしろ私は余り彼女に対し良い感情を抱かなかった。
HPにも割引の記載は特に無く、そしてメニュー表も蒲田相場からすれば強気な価格である。アカスリコースは90分13000円、少々高いがアカスリ無しのコースでも12000円と大した違いが無い、いつもだったらアカスリコースを選んでしまうのだが、なんとなく彼女の雰囲気に色々と思う事があった私は60分のアカスリは無いコースを選択した。
そして部屋に案内される、良くある雑居ビルのエステの作りである。担当は彼女なのかと思ったが用意をしていると別の女性が部屋に入ってきた、恐らくは20代で若いだろう、受付してくれた子と同様に余り愛想は良くなかった。
正直その後は余り書く事が無い、彼女とも最後まで会話は殆ど無く最初の対応の印象で「余り愛想が良くないな」と私が心を閉ざしてしまいこちらから何も話しかけなかったのもあって最後まで打ち解ける事は無かった、施術自体は蒲田らしい感じだったのだが良くも悪くも普通である。
恐らくは今回私が愛想が良くないと感じてしまった彼女も、2回3回と通い、会話を重ねてコミュニケーションを取ればきっと愛想よくなるのだろうが私のように店を色々探検するのが好きなタイプの人間にはそんな彼女の姿が見るのは難しいのである。ただし逆に言えば冒頭の嬢と馴染み客のように誕生日プレゼントどころか誕生日を知る事も無いのはある意味メリットなのかもしれない。