蒲田にあるタイマッサージ店、さくらの訪問レポートである。
こちらのお店、さくらは10年位前から名前だけは知っていた。名前を知っているだけで無く、店の前も何度となく通りかかっているにも関わらず私はずっと訪れる事は無かったし訪れる気も無かったのである。
それは何故かと言えば「健全である」と言う情報を知ってしまっていたからである。当時私はタイマッサージは殆ど手を出していない時期であり、メインは中国エステと韓国エステであった。なのでたとえ健全じゃなかったとしても訪れる日は近く無かっただろうとは思う。当時は京急蒲田駅から商店街を抜けた辺りにお店は有ったのだが、数年前に西口の飲み屋街へと移転した。移転先も元々は別のタイマッサージ店が入っていたのだが、そちらにも私は未訪問であった。
蒲田にもタイマッサージ店はそこそこの数あるのだが、殆どが健全店と言う印象がある。中国系マッサージ店のスッキリ率の高さと反比例しているかのようだ。
ただ、これだけ長く営業を続けているのだから何か人気の秘訣等があるんじゃないかと言う思いがいつしか私の心の中に芽生え、そしてそれを実際に確かめてみたいと心の中に少しばかりのモヤモヤが蒲田を訪れる度に沸いていた為、そのモヤモヤを解消しておこうという事で今回の訪問を決めたのである。
下手すれば昭和の頃から建っていたであろう古びた建物2階にお店はあった。店内も案の定である、昔は階下の飲み屋の従業員辺りが住居として使っていたのかもしれない、リフォームはしているのだが、そこかしこに年季を感じる店内であった。そして店内に居る女性もまた年季を感じる方であった、ある意味ではとてもマッチした組み合わせである。
オイルコースは90分だと10000円、この金額は蒲田の中国系のお店であればデフォルトでスッキリがついてくるお店もあるような金額である。それを考えると少しこの金額を出すのは躊躇われる為、普段であればどの系統のお店でも90分コースを選択する事が一番多いのだが、今回は様子見も兼ねて60分7000円のオイルコースにした。
邪魔な例のアレなんて物は店の雰囲気の時点で察していたが当然無かった、生まれたままの姿で布団へと寝転ぶ。それにしても同じアジアだけあってこのような古びたアパートとタイ系のインテリアは相性は悪く無いなとこの手のお店に来る度に思う。
担当は受付した方とは別の熟した女性であった、背は小さめでぽっちゃりと絵に書いたようなタイマッサージ店に居そうな雰囲気の方である。陽気に挨拶されたのでこちらも陽気に・・・とはさすがに私の性格上初対面でいきなりそんな訳に行かなかったがにこやかに挨拶を交わした。こういうコミュニケーションがあるだけでスッキリがあろうと無かろうと気分良く店を後に出来るのだ。
タイマッサージの場合足のオイルでどこまで手が伸びてくるかが、私としてはタイマッサージ店の一番の醍醐味であると思うのだ。ただし手が大胆に伸びてきたとしても先日記事にしたたいじゃれんのような事もある、逆の場合も然りで健全なお店だと思ったらいきなりお誘いがあったりする場合もあるからタイ系のお店は面白いのだ。
そして今回の場合手はそこまで大胆には伸びてはこなかったが、私が形状を少々変えるのには十分であった。
私は顔だけを少し起こし彼女の顔に目をやる、すると彼女はニコニコしていた。
これはもしかしたら期待出来るのか?
その後も1、2回程そんなちょっかいを出されて下半身のオイルは終わり、上半身の施術を経て仰向けへ。上半身の間にクールダウンは終了しており仰向けになった時はいつもの事だが通常時へと戻っていた。
仰向けでは私が一番タイマッサージで楽しみな瞬間である足から始まり、徐々に手が上へと伸びてくる、そして私が待ち望んでいたゾーンへと手が進入すると再び私は形状を変化させ始めたのである。
それを見てまたニコッと・・・いや、ニヤッとの方が相応しいであろう表情を浮かべまた突っついたりしてくる。これはお誘いがあるのかと期待したのだが、結局ちょっかい止まりで最終的に彼女と手を繋ぐ事は適わなかった。ただし健全であろう事は事前に知っていた為にたいじゃれんの時のような落胆は無く、ああやっぱりと言った感じである。
ただ、度々のつっつき等のちょっかいの掛け方はとても私好みで終盤まで期待をさせ続けてくれたのでそこに関してはとても好みの施術であった。再訪する事は多分無いだろうが長く続くのも判るお店であった。