竹ノ塚にあるタイ古式マッサージ店、チャンタラーの訪問レポートである。
最近グーグルの広告でやけにこちらの店を見かけるようになった、グーグルの広告でタイマッサージ店が宣伝をするとはなかなか珍しい気がするのでついつい見かける度に目が行ってしまう。ただしこんな所で宣伝するのだから店としては健全なのだろうと予想が出来てしまうのもありしばらくはスルーしていた。
しかし刷り込み現象とでも言うのだろうか?度々見かけているうちにやけに気になるようになってしまい、だったらもう行ってしまおうと先日記事にしたさくらとある意味似たような感じで私はこちらのお店へと訪問したのである。もっとも、以前記事にも書いたが一回竹ノ塚に行こうとして西新井で途中下車してしまったのもあり、竹ノ塚地域に行きたいと言う欲求があったのも確かなのだが。
竹ノ塚と言う地域は滅多に訪れる事が無いので正直余り土地勘は無い、治安も良く無い地域ではあるのでなるべく遅い時間には訪れないようにしている。土地勘がある程度あればそんな地域でもある程度危険は回避する事が出来るだろうが、そうでは無い場所では私のように怪しげなお店を探そうと裏通りを遅い時間にうろうろしていた場合無用なトラブルに巻き込まれる場合があるのだ。
ただし幸い基本的に臆病な私の性格が幸いしてか特にトラブルに巻き込まれた経験は無い、そしてボッタクリ店に入ってしまった経験も実は無いのだ(別料金を吹っかけられた事は勿論多々あるが)
漫画バガボンドでも伊藤一刀斎が「臆病を超えて 前へ出て行く勇気 それが強さ 臆病と強さは相反しない」等と言っていたので、この手のお店を巡る人間とって臆病さは案外必要な性質なのかもしれない。
お店は駅から少し歩いたセブンイレブンの近くにあった、すぐ近くには先日摘発された直球店もあり実に怪しげな一角である。電話連絡もせずそのままお店に飛び込んで見ると熟したママらしき女性に陽気な声で出迎えられた。
店内は明るく怪しさは感じられないが、とりあえずスッキリの期待は捨てず、しかし多大な出費は避けると言うバランスを考えてオイルの60分を選択、それでも60分で8000円なのだから相場よりも大分高い、中国系のお店だったらデフォルトでスッキリがついてくるような金額だ。
正直筆が進まない、と言うのも何も面白い事が無かったからである。確かにマッサージは気持ちよかった、スッキリがあるような店で良く当たる「タイマッサージをちゃんと学んでおらずママにちょこっと習っただけ」のような嬢とは明らかに手つきが違うのは受けているだけでも判るのだが、足のオイルの際も「もう少し来てくれ」と願い始めるような場所にすら嬢の手は到達しなかった。
スッキリがあっても無くても構わない・・・とまでは言わないが、結果的に無かったとしても途中経過で気分が高揚するような施術だった場合はそれなりに満足して帰れたり、もしかしたら次回は等と期待してしまうのだが、このお店は無いのだと早い段階で確信してしまうような施術だった場合、今回のように少し高めの金額を払っていた場合は余計にガッカリ感を感じてしまうのだ。
健全店として考えるには少々割高であるし、別に家からも近い訳では無いので私が再訪する事は無いだろう。ただし決して悪いお店では無い、真面目にやってくれたし店内も比較的清潔で応対も感じが良かった。
不埒な心が有り、小岩や錦糸町等の比較的タイマッサージが安い地域の相場を知ってしまっている私と単に相性が悪かっただけの話なのである。