秋葉原にあるアカスリアロマエステTi Amo~ティ・アーモ~に訪問した時のレポートである。
秋葉原には結構頻繁に訪れる(と、言うよりは電車で通りかかるの方が正しい)のだが、余り下車する事が無い駅ではある。降りるとしてもヨドバシカメラにて電化製品を下見する時位である。勿論ケチな私は下見した挙句に価格.com辺りで値段を調べて一番安い所で買う、ただしエアコンや冷蔵庫等の設置に手間が掛かる物に関してはさすがにヨドバシで買うのだが。
去年私はとある電化製品を購入したのだが、ヨドバシの店頭価格だと24000円程だった、しかしネットで調べてみると17000円程で実に7000円も差があった。ポイントカード分の割引を差し引いても5000円程の開きがある。ただ私は出来れば今すぐ欲しい、そして大して重い物でも無いのでそのまま手持ちで持って帰りたかった。
そこで店員の方に価格comの最安値を提示し「ここまで安く無くて良いのですがもうちょっと値引きして頂けないでしょうか?」と聞いてみる。
しかし彼は即答で「無理です」とのお答えだった、交渉の余地も無さそうだったので結局私は諦めてネットにて同じ物を購入した。以前オーブンを買った時には少し割り引いてくれたのだがさすがにこの位の金額のものを割り引くのはお店としても嫌だったのだろう。
せいぜい2、3千円高い位だったら「今すぐ欲しい」と言う私の気持ちが勝利してそのまま購入していたのかもしれないが、さすがに7000円も差があってはそこで買うと言う決断は私には出来なかった。
昔は秋葉原の街を探検して特に買いはせずとも色々なフィギュア等を見て回るのは楽しかった、そしてそれに触発されて一時期とあるアニメ作品の食玩を秋葉原のお店を回って全種類集めデスクの横に飾っていた。
本当のコレクターならばケースにきっちり入れて飾るのだろうが、ガサツな私はそのままただ飾っていた。するといつしか好きで集めていたはずのその食玩はただのホコリ塗れの物体にしか見えなくなってしまい、店を集めてまで手に入れたかった物だった筈なのにも関わらず、捨てたい衝動に駆られてしまった。そして程無くして捨ててしまい、それ以来その手の物を集めた経験は無い。
それに伴って駅周辺のわずかな地区以外を見て回る気力も無くなりいつしか私の中では秋葉原=ヨドバシカメラと言ったイメージの駅になってしまったのである。
昔は秋葉原にも昭和通り方面に幾つか直球なお店があったのだが、この地区は定期的にガサを食らっているのか余り長続きしている店は無い印象がある。
こちらのお店はJRの高架に沿って昭和通り口から錦糸町方面にしばらく歩いていくと有る。看板も出ているので迷う事は余り無いだろうが、逆にHPのアクセスのページに書いてある地図を頼りにすると土地勘の無い方には地図が色々とおかしな事になっているので逆に困惑するかもしれない、HPの地図だとホテルフレンドの大通りを挟んで隣にあるような書き方をされているが、実際にはもう少し先であるのでご注意頂きたい。
今回も予約等せずそのままエレベーターに乗り込み店舗のあるフロアへと移動する、私はなるべく電話等せずこうしてフラっと飛び込むのが好きなのだ。
出迎えてくれたのはそこそこお綺麗な20代であろう女性、すぐ入れるかを聞くと
「ダイジョブデス」
とお言葉を頂いたのでお願いし、受付スペースへと通される。
彼女がやってくれるならと思い70分コースか迷ったが結局90分コースを選択し料金を支払う、
お店は良くある雑居ビルタイプのアジアンエステ、入り口はカーテン仕切りである。
彼女がやってくれるのかと思ったらどうやら彼女は受付だけで担当は別のようだ、私は「なら70分にしておけばよかった」と少しがっかりする。
しかし実際に担当となった方もそれなりにお綺麗だったので再び私のテンションは上がった
が
「コレハイテ」とこれから洗体だと言うのにアレを手渡されまた私のテンションは急降下してしまった。
このお店はどこぞの為替相場のように私のテンションを激しく上下させてくれる、ただしこの時点で私が期待していた方の上下は無いのだろうと感じた。
とは言っても以前の記事でもアレ着用でもスッキリがあったお店は何店舗かあるので、こちらのお店でも私はまだ完全に絶望した訳では無い。
洗体ベッドで洗体を受ける、この手の施術は数十回・・・いや下手すると100回を超えているのもあってか別段の感動は私には無かった。そして私が一番洗って欲しいと期待した部分を洗ってくれず、
それなりに気の利いた女性なら「後は御自分で」等の言葉を残して1人にしてくれるのだがそれもなく、
私は全く洗浄されておらずただ湿っただけのそこをバスタオルで拭くハメになった。
後の結果はこの時点で大体予想がついていた通りである、指圧マッサージ自体はそこまで悪くは無かったがその後は撫でるだけのオイルを得てあとはこちらが飽きてしまう位の時間サワサワと周辺をくすぐる程度である。
全く反応しない私を見かねてか「キモチイイ?」と聞かれたので正直に「ごめんそれ余り好きじゃない」と答えた所、普通に足のマッサージを始めてしまった、私のそちらへの期待が完全にへし折られた瞬間である。
やはり秋葉原はエステに限らずその手の店の不毛地帯であり、
そもそもそういう店に行きたいなら隣の神田や御徒町、もっと過激なのがお望みなら鶯谷へと行くべきだ。
そんな私の秋葉原と言う地域へのイメージを余計に強くする結果となってしまった。
直球店が根付かない「秋葉原」に店を構えている時点で察するべきだったのだと私は猛省しながら帰路へとついた。