登戸にあるリラクゼーション ゆららに訪問した時のレポートである。
登戸と言う土地に訪れるのは久しぶりである、と言うか降りたのは初めてだ。昔付き合っていた女の子によみうりランドに行こうと誘われた時に通過した位の思い出しか無い。
よみうりランド前駅と言う場所で降りたにも関わらず、そこからよみうりランドに行くにはバスを使わなければならない位の距離があり「全然よみうりランド前じゃないじゃないか」と何か理不尽な思いをしたのを思い出した。その時付き合っていた彼女とは結局その後数ヶ月でお別れした。
当時の私は車を持っていなかった、ちなみに現在も乗り物と呼ばれる類の物は何一つ持っていない。そんな私に対し当時の彼女が「前の彼氏は車でいつも家まで送ってくれた」「車買ってドライブに行きたい」等と話すのが私の癇に障ってしまい「ここらへんの駐車場の月額料金の相場知ってる?」「車って維持費どの位かかるか知ってる?」等と言い返した所泣かれてしまい、その後少しずつ関係が悪くなり結局お別れする事となった。
彼女は単にドライブに行きたかったのだろう。そして私も大人げ無かったのだが、どちらにしてもきっと彼女とは結婚に行き着くような関係では無かったとは思う。
何故そんな登戸に来たのかというとこの日は入院している知人のお見舞いに来たのだ。幸い命に別状があるような病名では無く、経過も良好だったのだが手術をしたと言う事で顔を見せに行く事にした。
こういう時の手土産として何を持っていくかには少し悩んだ。
花束やフルーツの盛り合わせが定番なのだろうが、中年男性の部屋に中年男性が花束を持って訪れた場合、絵的にも違和感を感じるし特殊な関係と誤解される危険性がある。そしてフルーツに限らず手術後でまともに食事を取れていない人間に食べ物を持って行くのは気が利いてないようにも思える。
迷った挙句とある小説のハードカバーを買ってプレゼント用に包装してもらう事にした。入院中の退屈しのぎにはなるだろう。もしも手術の傷口が傷んで読めなかったとしても退院後に読んでくれればいい。
山の中にあるその病院はとてつもなく巨大で、私はその大きさにびっくりした。そしてどことなく漂う昭和の香りになんだか懐かしい気持ちにもなった。面会も滞り無く終わり、結局30分もしないうちに病室を後にする事となった。滞在時間が訪問に要する時間の半分程度だったのだがお見舞いとは得てしてそんな物であろう。
思ったよりも早く終わったのもありどこかに寄って帰ろうと考えた、病院からだとバスで溝の口、あざみ野、登戸(正確には歩いて行ける距離にある向ヶ丘遊園駅)に行ける。あざみ野には検索した結果エステが見つからなかった、溝の口も滅多に行く事が無い土地ではあるが登戸に比べたら恐らく行く機会はあるだろう。下手すれば今後二度と来る事が無い土地のエステで本日の〆ようと考え、私は登戸へと向かったのだ。
駅に向かうバスの中で私はスマホをいじり店を検索した、正直どこもHP上ではスタンダードな中国系エステと言う感じで余り目を惹くお店は無く、なんとなくで結局ゆららに決めた。
電話をしてみると女性が出た、道案内をして貰い駅からすぐのマンションに到着、出迎えてくれたのはママさんらしき熟女である。いつものように90分に決定。
他にも人の気配がしたので多分担当は彼女では無いのだろう、案の定その後部屋に入って来たのは若い女の子だった、一般的にはそこまでの美人では無いのだろうが、普段熟した方のお店に行く事の多い私には若くて可愛い子であった。ハードルを下げておくとこういう時お得なのかもしれない。
しかし「○○デス、ヨロシクオネガイシマス」と棒読み&無表情で彼女が私に声を発した瞬間に「あ、やっちまったかも」と私は少し感じた。
シャワーはセルフで戻るとうつ伏せから開始の案の定なスタンダード展開、彼女は細身の割りにとても力強いマッサージだった、のだが本当に力任せと言った感じで痛い。ツボとかそんな事は考えずただ強く押していると言わんばかりである。
翌日私は目が覚めると身体の痛みを身体の各所に感じた、完全なる揉み返しであった。
オイルに関してもやっぱり力強かった、撫でるだけのオイルとは全く違うが、やっぱり痛い。オイルマッサージは私にはタイ系のマッサージ屋で受けるのが一番性にあっている気がした。
スッキリに関しては最初はセルフでとの事だったが交渉の結果本懐は遂げる事が出来た、ただし寛容度も余り無かったのもあって大して面白くも無かったと言うのが正直な感想である。
90分12000円と言う価格や内容含めて一昔前のお店と言った印象を感じた。昔池袋のこの手のお店で物凄く若くてかわいい子が出てきたのだがガムを噛みながら施術をされたのを思い出した。