店名:椿(つばき)
場所:蒲田
HPのトップに工業地帯のイルミネーションを持ってくると言うなかなかユニークなお店である。確かに川崎等の工業地帯のイルミネーションは綺麗であるし、男性目線からするとそそられる類の物であるのは間違いないのだが、それがマッサージ屋のトップを飾るのに相応しいかどうかはまた別の話である。
とは言ってもこの場合はお店の集客がHPの目的なのだから、あえて誰もやっていない事をしてみると言うのは有効な手段なのかもしれない。現に私もこうして興味を惹かれているのだ。
場所は蒲田駅から結構離れた古めかしい雑居ビルの3Fである、HPには徒歩3分と書いてあるが恐らく相当な早歩きでもしない限りここまで3分で歩くのは厳しいだろう。以前記事にしたニューグレースや美人のすぐ側である、失敗したらそちらにはしごしようかと思いながら私は店へと入って行った。
店舗に入ると出迎えてくれたのは20代半ばであろうほっそりとした子であった。ほっそりとしているが残念ながらお肉が付いていて欲しい部分もほっそりしている、私はどちらかと言うとほっそりよりはぽっちゃりの方が好きである為少しだけがっかりした。何故なら店に入ってすぐに気づいたのだが彼女以外にどうやら他に女の子は居なさそうだったからである。
店内は天井が開いているこの手のお店には良くあるタイプだった、マンションタイプの店もいくつかある蒲田ではこの良くある作りの時点で既に不利であるような気がする。さらには駅からも遠く、価格も90分で18時前でも12000円と強気の価格設定だ。老舗の癒しの馨ですらが平日の20時までは90分1万円と最近集客に難儀して価格を下げているにも関わらずである。もしかしたらこちらのお店は元々繫盛店にする気は無く、激戦区でおこぼれを貰えればそれで良いとママさんは考えているのかもしれない。なんとなく嬢である彼女の受付時の対応も含めてそんな事を思ってしまった。
シャワーもセルフで拭くのを手伝ってくれたりなんてのも無い、全てをセルフで済ませ私は部屋へと戻る。
マッサージに関しては正直余り書く事が無い、何故ならば良くある流れでさらには特徴も無い為印象に全く残っていないからである。女の子に会話の流れでお店は忙しいかと聞いて見た所「タマニイソガシイ」と言う答えが返って来た。
やはり激戦区である。恐らくは新しめのお店だからと興味を持つ方もそれなりに居るのだろう。もしくは他に候補があったものの生憎待ち時間がかなりあり、だったらここ行った事無いし行ってみようかなんて方もそれなりに居るのでは無いだろうか。
そういう客が週末の夜等に同じタイミングで数人集まるタイミングがあり、その瞬間が彼女の言う「タマニイソガシイ」と言う状態になるのだろう。
指圧、オイル、と終えいよいよ施術もクライマックスへと移行。彼女の手つきも怪しげになってきたが案の定爪を立ててサワサワとするだけである、正直私は全くこれが全く好きでは無く、さっさと仰向けコールをしてほしいといつも思っている(余りに長い場合は勝手に仰向けになる事もある)。
寛容度に関しても端的に言えば低い。
こちらのお店がこれからも人気店になる事は恐らく無いだろう、価格も場所も箱も嬢もある意味では普通なのだが激戦区では見劣りしてしまう内容である。悪いお店だとは言わないが蒲田だったら他に候補になる店が3、4店舗は出てくるであろう。その為少なくとも私が再訪する事は無さそうだ。