店名:ホイミ(Hoimi)
場所:新宿
私が子供の頃はファミコン全盛期だった、例に漏れず私もファミコンと言う物を必死に親にねだって買って貰った。現在ではゲーム機等無くてもスマートフォンでファミコンどころかスーパーファミコンよりも映像の綺麗なゲームを手軽に、そしてただ時間を潰すだけならば無料で遊ぶ事が出来るのだが、あの頃は年に1度の誕生日やクリスマス、そしてお年玉でしか新しいゲームを手に入れることが出来なかった。
今の時代、ある程度ゲームの事前情報はAmazonのレビュー等で手に入れられる為、面白く無いゲームを買ってしまうのはある程度避けられるだろうし、無料のゲームであれば面白く無いと思えばすぐにアプリを削除して他のゲームに移れば済むのだが、あの頃の私達にはそんな事は不可能であった。
面白く無いゲームを買ってしまってもそれを遊び尽くすしか選択肢が無かったのである。
それを考えたら今はとても良い時代なのかもしれないが、私が年を取ったのもあってか最近興味を惹くゲームが余り無くここ数年は全くゲームと言う物をやっていない。
さて、ファミコンのゲームと言えば社会現象まで巻き起こしたドラゴンクエストシリーズを真っ先に思い浮かべる方も多いだろう、実際に私もその1人だ。初めてきっちりとクリアした最初のRPGはドラゴンクエストⅢである。
ちなみにドラゴンクエストⅡも持っていたのだがこちらは途中で投げ出してしまった。ファミコン版のⅡはシリーズでも屈指の難易度を誇る為、攻略本も無しに小学生の私がクリア出来ないのも今思えば仕方の無い事なのだろう。
ドラゴンクエストシリーズはあの頃シリーズ毎に革命的なゲームシステムを引っさげて登場してきた。
2では仲間が増え、3では職業と言う概念が加わり、4では主人公が切り替わるオムニバス形式を取り入れ・・・そして5ではモンスターを仲間に出来るようになった。
私は7までは手を出したのだが、7は石版のシステムが面倒に感じてしまい2と同じく途中でやめてしまった。その後ドラゴンクエストシリーズには手を出していない。
そんな私にはこの店名はとても興味を惹いた、ベホイミでもベホマでも無くあくまでホイミと言うのがなんとも慎ましくて良い。
ただし値段設定は全くもってホイミでは無い、こちらのお店にはStandardコースとExecutiveコースの2種類があるのだが、高い方のコースはベホマズンの消費MP並の金額設定である。
以前そういう店に通っていた頃はこの程度の金額ならむしろ安めだと感じていたのだが、アジアンエステの料金に慣れてしまった今では90分22000円と言う金額はとても高く感じてしまう。
もっともサービス内容が異なるのだし、求める物が多少違っているのだから単純に比べるのは違うのかもしれないが、どちらのお店も根本には異性との触れ合いを求めて行く場所だと私は感じるので、やはり比べてしまうのは仕方が無いのだろうとも思うのだ。
新宿駅の西口から少し歩いた雑居ビルにお店はあった。店内はごく一般的なアジアンエステの作りである、マンションエステのような高級感は全く無い。
今回多少痛い出費ではあったが高い方のExecutiveコースを選択した。電話の際にコース内容の差について店員に聞いては見たのだが、お茶を濁した対応をされてしまった。
部屋はカーテン&天井が開いた壁仕切りと簡素な作りであの値段である。担当嬢は若くてスタイルは良いが正直に答えるならば美人かと聞かれれば疑問の残る容姿であった。
箱がこれではよっぽど内容が良くなければ再訪はしないだろうが、隣のブース等も客で埋まっている、そして漏れ聞こえてくる会話の内容から隣は初訪じゃなさそうである。
これはもしかしたら内容が素晴らしいのかもしれない。
シャワーを終えT時型の紙Pを装着する。彼女は水着姿になった、これがExecutiveコースの特典なのだろうか?
多少のおざなりな指圧の後はオイル施術が始まったが、ただ決められた事をやっているようなお仕事感を感じてしまった。
結局、一昔前に流行ったようなこの手のエステ店通りの施術で終了。
そういうのを楽しみたい方にとっては悪くない内容なのだろうとは思うが、私にとってはこの内容でこの金額を喜んで払えるほどの資金は無い為再訪は無いだろう。
むしろ店名はニフラムの方がしっくり来るような気がしたのはここだけの話である。