新三河島にあるリラクゼーション由理の訪問レポートである。
こちらのお店は以前から名前は知っていた、そして得た情報から間違っても進んで行きたくなるようなお店では無いと感じていた。
自分で言うのもなんだが、私はマッサージ店と言うジャンルにおいてはそれなりに経験地がある方だと思う。
しかしドアを開けた瞬間にそんな私の経験地を超えるようなボスモンスターが登場した。
私がこのお店と同様に名前も大体の内容も知っている物の、結局訪れずに終わってしまったのが浅草観音温泉である。
いつかは行こうと思っていたのだが、そうこうしているうちに施設は閉鎖されてしまった。
マッサージ店に限らず飲食店にだってそんな事は往々にしてある、やはり何事も「思い立ったら吉日」気になるお店には早めに行っておいた方が良いのだ。
そう考えた私は、好奇心を満たす為だけにこちらのお店へと出向いた。
お店のHPにはフォトショ加工等はしていないであろう正直なボスモンスターの写真が掲載されている、あの写真を見て「行こう!」と即座に思える方は多く無いどころかほぼ皆無だと思われるが、アンダーグラウンドで場末の空気を求める方々の琴線に触れる事はあるのだろう。。
店は新三河島駅から程近くの恐らくは昭和から建っているであろう外観の建物が並ぶいかにもな通りにあった。階段を登ると自動ドアがある、私は霊感等は皆無なのだが、もしも霊能者的な人をこのドアの前に連れてきたら「中から強い妖気を感じます」なんて言ったとしても納得が行く、そんな雰囲気を感じた。
しかしここまで来て引き返すなんて選択肢は無い、意を決して自動ドアの開閉ボタンを押してみる。しかしドアは開かない。
良く見ると自動ドアの内側にさらにもう1枚扉がついていた。
なんだ閉店か、仕方ないな晶愛にでも行くかと安堵の気持ちの方が若干多い気分になったのだが、すぐに中から声がし扉が開いた。
・・・・
中から現れたのは両国のもたい先生と同世代位だろうか?その位の方だった。ただしもたい先生とは身に纏うオーラが全然違う。
もたい先生を水タイプだとしたら彼女は炎タイプ、それ位に違う。
事前情報で知っては居たのだが店内は本当にスナックを無理矢理マッサージ店にしたような感じであった。
色々考えたが今回私は一番安いコースを選択、だからなのかそのまま用意をしてベッドに寝転がるように促された。
その言葉に素直に従うがふとベッドにうつぶせで寝転がった所で色々と衛生面が気になりだした、恐らくシーツは毎日どころか下手すると数日は変えて無さそうな気がしてしまう(実際はどうか分からないが)
下手するとこのシーツには前客、前前客の・・・等考えてしまい若干気持ち悪くなってしまった。
マッサージ自体は正直な所微妙である、マッサージ目的で来る客はあまり居ないのだろう、そして結構話しかけて来るので相槌をその都度返していたのだがお陰で余計にマッサージが適当になってしまったようだ。
結局60分オールうつ伏せで終了。
さすが最上級者向けのお店であるが、このお店も浅草観音温泉同様に色んな意味でいつ無くなるか分からないお店なので一度訪れる事が出来、出費も4千円だけだったので精神的には満足である。
下手な心霊スポットよりや絶叫マシンよりも恐怖が味わえるこちらのお店、皆様も一度訪れて見ては如何だろうか?
ちなみにこの後私は西日暮里まで歩いて戻り、電車に乗って神田のチャンタイにはしごした。