上野・御徒町

御徒町 アロマ・ママ


店名:アロマ・ママ
場所:御徒町

知人の強い希望で連れられて行った店である。

その知人は私が好むようなマッサージ店は余り好まず大和撫子を好むタイプで、近くで飲んでいるのだから是非ともこのお店に行ってみたいと言う事で中年男二人が付き添って行く事になった。

元々私はこの手のお店に限らず基本的に独りで行くのが好きで友人等と一緒に行く事は殆ど無い。

若かりし頃は友人との飲み会のテンションのまま皆で行くような事もあったのだが、大して楽しく無い事が殆どであった。

こういう場所まで来たら後は全員別行動でそれぞれ好きな店に入れば良いんじゃないかと私は提案するのだが、普段からそういう店に行かないようなタイプにとってそれは敷居が高いのだろう、皆で同じ店に行こうと強く提案される事が殆どだ。

かといって私が興味をそそられるようなお店を提案すると「それはちょっと」と眉をひそめる。内心「だから別々に行動しようと言ったでは無いか」と私は少々憤慨しているのだが後々の人間関係の事も考え、彼らが好みそうなお店を何店舗かピックアップして提案する。

 

週末の夜、数人が一度に入れるお店を探すと言うだけでも結構な難易度であるがしらみつぶしに電話をすれば結構なんとなかる事の方が多かった。

しかしお店が繫盛しているようなそんな時間に行った所で人気のスタッフは殆ど売切れてしまっている。店に入った瞬間からほぼ敗戦処理が決まっているような状況で私のテンションが上がるわけが無い。

勿論全てがそうだとは言わず、掘り出し物にめぐり合う事もあったのだが本当にそんなパターンは極僅か、大方は私の予想通りの結末を迎えてしまう。

私が自分で選んでハズレならばそれは全て自己責任なのだが、自分にほぼ選択権が無く気乗りもしていない状況でハズレを引くと、やりきれないもやもやが心の中に残ってしまう。

しかも私がハズレを引くだけで済むのだったらまだ良いのだが、一緒に行った人間がハズレを引いた際、その愚痴を私にこぼす事も良くあった。素面だったらそんな事を言うような方では無いのだがお酒が入っていると正直面倒である。

私は「店を提案したのは私かもしれないが、そのハズレを選んだのはあんた自身だ」と思いつつも後々の人間関係の為、「いや私もハズレでしたよ、酷い店でしたね、あっちの店が予約取れれば良かったですね!次は是非あっちの店行きましょう!」等と取り成す役目をするハメになってしまう。

そんな事もあり最近の私は飲み会だけで目立たぬよう素早く帰る事にしている。

角を立てずにすんなりと飲み会だけえ帰る為には飲み会前から事前にでっちあげた適当な用事を、全員が素面のうちにきっちりと認識しておいて貰う必要があるのだ。

しかしそれさえきっちりとこなしておけば後々の人間関係に影響する事無くすんなり居酒屋のみで帰れるのだから、仕事の能力もさほど秀でた物も無く、ほぼ人付き合いのみで社会の片隅に居座っている私のような人間にはとても重要なのである。

 

幸い今回のお店に付き添う事になった知人とは付き合いも長く、2人だけである為上記のような面倒な後処理をする心配は無い。そして私も多少は気になっていたお店だったので今回は彼の誘いに乗る事にした。

古びた雑居ビルに店舗を構えている時点で内装には全く期待していなかったのだが、HPから予想していた通りの内装であった。男性店員が応対するのもやはりそれっぽい、恐らくは元々もっと直球な店をただし対応は悪く無かった。

案内された部屋も狭く、やはりそんな感じであった。いや、入り口がカーテンの為それよりもさらに個室感は低い。私は全くの予備知識無くこちらのお店に連れて来られた為、色々とマイナス面の想像をしてしまっていたのだが、思ったよりも若い方が出てきて逆にびっくりした。

対面後は案内されてシャワールームへ、ここまでの流れは完全に場末なその手の店である。ただしきちんと貴重品袋は用意されているのでご安心頂きたい。未だに場末のその手の店では共同シャワーの癖に貴重品袋の用意すら無い店舗がたまにあるがあれはもう少し考えて頂きたい物だ。

そういう店とは違い一人シャワーである。そして紙を着用するように指示があった。

その時点で私のテンションは急降下。天井が開いているタイプの壁仕切りなので友人が楽しそうに嬢と談笑している声が聞こえてくるが、彼とは対照的に私の心は沈んでいる。

彼にはきっとお店がどうあれ自分の意思を押し通すスキルがあるのだろう、だからこそあれだけ楽しそうに談笑しつつ相手の出方を伺っているのだろうと思うが、そんなスキルを持っていない私は流れに身を任せるしか無いのだ。

勿論、1のサービスを2にしたり3にしたりするスキルは私にも多少はあると自負はしている、ただし0を1にするスキルが私にはとても難しく感じる。

結局私が楽しいと感じる瞬間はほぼ無く、ただ単に余り上手ではないマッサージを受けて時間が終了してしまった。

ただし、一緒に行った知人は機嫌が良かったので嬢によって変わるのかもしれないし、会話スキル次第で楽しめるお店なのかもしれない。

小奇麗なマンションで営業している店と違い、ここはなんとなくそういう管理は緩そうな雰囲気ではあったのだ。

-上野・御徒町
-,

© 2021 マッサージレポ.jp