店名：りらく屋
場所：五反田
五反田駅西口から少し歩いた所にあるお店である。同じビルの６Ｆには月和と言うマッサージ店も入っていた。駅から店へと向かいながら私はとある場所でふと違和感を感じた、
以前ここら辺に店舗型のヘルス店があり店舗の看板に明かりが点っているのが歩く度に目に付いたのだが、いつのまにか無くなっていた。帰宅後に調べてみるとどうやら結構前に閉店しているようだった、前から気にはなっていたのだが結局最後まで入らずじまいで終わってしまった。恐らくはまだお店が存在していたとしても結局行かずじまいで終わるのだろうとは判っているのだが、店が無くなってしまったとなると少しだけ残念な気分になった。
以前Youtubeを何気なく見ていたら新井薬師駅前にあるツボゲッチューりらく屋さんと言う個人経営と思われるマッサージ店の動画にたどり着いた。私のような者が行くべきでは無いであろう真面目なマッサージ屋さんの動画なのだが、オイルマッサージの施術の動画が妙に印象に残った。
その後色々と検索エンジンにてお店の情報を集めていた結果、同じ店名のこちらのお店に行き当たったのだ。当然ながらこの２つは全く持って違うジャンルのお店であり、施術内容も全く違うのは重々承知している。しかしこれも何かの縁だろうと考え私はまずは五反田の方のりらく屋へと訪問してみる事にした。
古びた雑居ビルの一室のチャイムを鳴らすと女性が出てきて出迎えられた、ママさんにしては若いので恐らくは嬢なのだろう。メニュー表を見せられるがコースが２つある。彼女もそちらの高い方のコースを薦めてきたのでそちらを選択する。
部屋は良くある個室のようで個室じゃない上が開いているタイプだ、少し立つと先程の彼女が入ってきてシャワーへと案内される。シャワールームはきちんとアカスリ台が用意されていた。そこに寝転びアカスリをしてもらう、ただしスーパー銭湯のアカスリコーナーで受けるような丁寧な物では無くアカスリで力強く体をこするだけである。ただし最初からそちらの技術には期待していなかったのでこれは問題ない。
むしろ問題なのは結構際どい所までそのアカスリタオルでこする点である。それで一体何人の客を洗ったのだろうと想像すると気分がかなり盛り下がる。しかし、そんな細かい事を気にする位ならこの手のお店に来るべきでは無いと自分に言い聞かせた。
雑多な感じで洗われて部屋に戻った。一応気になる部分も洗ってはくれたがそちらも雑であった為にその後がとても心配になった。
部屋に戻りうつ伏せになる、マッサージの技術は想像していた通りに余り上手では無い。その後のオイルも撫でているだけとまでは言わないがマッサージと言う意味では全く効果が無さそうな物である。そしてうつ伏せでは全く際どい物も無く、申し訳ないが私には退屈な時間に感じてしまった。
仰向けでも一通りマッサージをした後に、雰囲気も無いままにスッキリへと移行。こちらからの反撃はほぼ不可能な状況で淡々とした流れで終了。どうやらお店としてはＮＧらしく（本当の所はどうか知らないが）スッキリさせてあげてるだけでも感謝して欲しいと言う感じであった。
五反田でアカスリまできちんと受け、さらにスッキリを求めるならばトンボ辺りに行ったほうが良いのだろう。そしてこの時の私は手近な所で似たような名前の店だからと安易に行くのでは無く、スッキリが無いのは判っていても本来気になった方のりらく屋に行くのが正解だったのだ。後悔しつつ私は店舗を出て帰路へとついた。
